ピエモンテ州のロッカヴェラーノ町のロビオラ
- カテゴリ: その他
- 公開日:2014年3月11日(火曜)15:00
Robiola di Roccaverano (ロビオラ・ディ・ロッカヴェラーノ) の起源は太古の昔で、その形跡は先史時代にピエモンテにリグーリア系ケルト人が定住していた時代にさかのぼることができ、続く古代ローマの時代にはプリニウスやパンテレイモンがこのチーズに言及しており、その質の良さを称賛したりその製造過程を説明したりしています。
その名前はですが「Robiola」はラテン語ではRobiumと呼ばれて、チーズの外側の色が赤みを帯びていることに由来し、また「Roccaverano」はこのチーズが誕生したと思われるアスティジャーノの村の名前になります。
ロビオラ・ディ・ロッカヴェラーノは、DOP(原産地名称保護商品)の称号を持つイタリアのチーズの中では唯一子ヤギの乳が使用されており、子ヤギと牛の乳、子ヤギと羊の乳というパターンがあります。いづれにしても最低50%のヤギの乳が必要で、残りの50%は羊や牛の乳となります。
このチーズはフレッシュタイプのチーズですが、成熟はミルクに含まれるマイクロフローラ(微生物叢)の働きにより生のままで行われ、酵母菌などの添加は一切行われていません。またミルクの供給源である子ヤギ、牛、羊は、緑飼葉や乾燥飼葉を飼料として与えられています。そしてチーズは春から晩秋にかけて作られます。
通常は、フレッシュタイプで食されるチーズですが、なかには10日間あるいは30日間熟成したものも存在します。
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Uccheddu Davide | ウッケッドゥ ダビデ
イタリアのボルゴマネーロ生まれ。 2007年に来日。以降、北海道在住。 イタリアと日本の交流をもっと盛んに、 そして強い絆を作りたいという想いを抱き、 2012年ジェイ・アイ・エクスチェンジ株式会社を設立。
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