トリノのVittorio Veneto広場
- カテゴリ: その他
- 公開日:2014年5月13日(火曜)15:00
Piazza Vittorio Veneto (ヴィットリオ・ヴェネト広場) は、トリノの中心地にある広場の一つです。トリノの人達からはシンプルに「ヴィットリオ広場」と呼ばれています。(ちなみにヴィットリオ・エマヌエレ2世通りは、「ヴィッドリオ通り」と呼ばれていますが、混同しないように"広場"と"通り"を使い分けています。)
広場はポー通りの突き当りに位置し、ポー川やグラン・マードレ・ディ・ディオ教会に繋がっていきます。
広場の大きさは40.000 平方メートルで、縦横の幅は360 x 111メートルもありヨーロッパでも最も大きい広場の一つで、完全なポルティコ付の広場としては最大規模を誇ります。人々が集う場所として、特に若者に人気のある広場として知られており、たくさんのお店が広場を囲み夕方はいつも賑わっていますが、特に週末には多くの人が集まってきます。
広場の造りですが実は水平ではなく、ポー通りにつながる側とポー川に面する側とでは、実に7,19メートルもの高低差があります。建築家のGiuseppe Frizziは、この両側にポルティコ付の建物を作る際に、ある工夫をしてその高低差が分からないようにしました。この違いに気づくのは、ポー川に向かっていくポルティコの下を通る時だけで、突き当りの方まで行くと、そのポルティコがその広場の他の物に比べてだいぶ高いことに気づかされます。
そしてこの広場はその収容能力が優れていることから、コンサートやショーまた様々なイヴェントが行われる場所ともなっています。トリノの守護聖人である聖ジョヴァンニ・バッティスタのお祭りを締めくくる花火大会も、伝統的にこの広場で行われ、毎年約20万人の人々がトリノ中から集まります。
また1970年代の半ば頃までは、長きに渡って、トリノの謝肉祭(カーニバル)が行われる中心地でもありました。
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Uccheddu Davide | ウッケッドゥ ダビデ
イタリアのボルゴマネーロ生まれ。 2007年に来日。以降、北海道在住。 イタリアと日本の交流をもっと盛んに、 そして強い絆を作りたいという想いを抱き、 2012年ジェイ・アイ・エクスチェンジ株式会社を設立。
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