ダビデのコラム

不思議なイタリア 9



I draghi dell'isola di San Giulio
サン・ジューリオ島のドラゴン

今日は私(ダビデ)が住んでいた場所、ノヴァーラの近くにあるオルタ湖の話です。
オルタ湖の真ん中にサン・ジューリオという島があります。この島の名前はサン・ジューリオという聖人から付けられました。
彼は生涯の中で様々な教会を建てました。彼が最後に建てたのがサン・ジューリオ島にある教会です。
彼は、島へ行くために「船をのせてくれ」と町の人たちにお願いしました。
しかし、島には「蝶々の羽があるドラゴン」がいるという伝説があり、誰も連れて行ってくれませんでした。
サン・ジューリオは自分のマントをイカダに変えて島まで行きました。そして、彼との戦いに負けたドラゴンは逃げたそうです。
オルタ湖のどこかで、まだドラゴンが隠れているという伝説があります。
サン・ジューリオが建てた教会の中には、彼がドラゴンと戦っている絵画もあり、またドラゴンの背骨といわれているものも飾ってあります。

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