ダビデのコラム

ピルロ選手の本:Penso quindi gioco



タイトル:Penso quindi gioco 「考えるからこそ、プレーができる」
作家 :Andrea Pirlo アンドレア・ピルロ
出版社: Mondadori
ページ数:140ページ
ベストセラーランキング:現在、イタリア国内第4位
発売日:2013年4月30日

内容(出版社の発表):
「私にとって、チームはとても大切だが、自分の存在も大事にしている。選手一人一人がチームという存在を作りあげる。一人一人の夢があるからこそ、優勝が可能になるのだ」と、スーパーチャンピオンのピルロは言っています。

ユヴェントス及びイタリア選抜チームのファンタジスタとして、ミランやインテルでかつてスーパープレーを見せた選手として、アンドレア・ピルロの功績を認めざるを得ません。

彼の特徴はもちろん自身の右足ですが、それだけではありません。フィールドの中でも外でも彼のロジックはすばらしいものです。

判断力と創造力 がバランスよく彼の中で共存しています。「考えるからこそ、プレーができる」という哲学はピルロの成功の秘密です。ユヴェントスのプレーメーカーは蹴るために足を使い、考えるために頭を使い、思っていることをストレートに言うために自分の口を使います。

ピルロは、サッカーの世界をおとしめる選手、また、八百長に関わった選手を絶対に許しません。レイシズム による悲しい事件やスタジアムでの暴力事件などが無くなるように様々なアイディアを出しています。

彼のことを、ただの物のように捨てようとしていたクラブの役員との嫌な記憶も書かれています。また、バルセロナ、チェルシー、レアル・マドリッドがスカウトしていた時、お互いのタイミングがあわずに契約に至らなかったことについて、一つの後悔と赤裸々に語っていることも書かれています。

仲間同士のジョークなど、自分の性格の陽気なところも語っています。ミラン時代にいつもじゃれ合い、互いに刺激しあったリンギオ・ガットゥーソとの秘話も紹介されています。

ユヴェントスや選抜チームの選手は、ピルロがしかけるお茶目なイタズラを覚悟しなければなりません。

選抜チームのプランデッリ監督は「みんなが大好きなサッカー選手」と呼んでいます。一方、アンドレア・ピルロはヨーロッパのトッププレーヤーたちの賢さなどについても語ります。

読者コメント:
「ピルロが移籍したことで怒ったインテルとミランのファンは絶対にこの本を読むべき」
「アンドレアありがとう。彼の言葉からコンテ監督のすばらしさが伝わる」
「ガットゥーソとの関係は面白すぎ」

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