イタリア: Saturday Night Feverは終わり?
- カテゴリ: ニュース(毎週金曜日更新)
- 公開日:2012年3月30日(金曜)15:00
イタリア人の週末の遊び方が変わってきています。不景気のせいでもありますが、現在は昔と比べて、ディスコの人気がありません。
新ジェネレーション(今の20代の方)はダンスで体を動かすより、椅子に座ってフェイスブックでコメントを書くことが好きなのです。
ミラノのプラスティック(昔から人気のあるディスコ)はこのような時流に負けて、今月営業を停止します。
レストラン、パブ、バーはディスコを越えて、イタリア人にとって土曜日の新しい居場所になりました。
Silb(夜に営業している飲食店の協会)によると、この変化には2つの理由があるとのことです。
一番目の理由はもちろん最近の不景気です。ディスコでドリンクを1杯(1000円ぐらい)買うより、レストランに行けば同じぐらいの料金で料理を食べてゆっくり時間を過ごすことができます。
もう一つの重要な理由は、最近成立した酒類に関する法律です。飲酒運転は厳しく罰せられるようになりました。そして、ディスコのほとんどは、街角から離れており、車がなければ行けません。「それだったら、家の近くのパブに行き、車の心配をせずにゆっくり飲む」と考えている人がたくさんいます。
一方で、今のところまだ人気があるのがディスコレストランです。友人とゆっくり食事をして、好きな曲が流れている時だけダンスを踊ります。経済的に考えれば、レストランよりちょっと高いのですがディスコも合わせている所なので、二次会に行かなくても同じ場所で楽しむことができるのです。
Uccheddu Davide | ウッケッドゥ ダビデ
イタリアのボルゴマネーロ生まれ。 2007年に来日。以降、北海道在住。 イタリアと日本の交流をもっと盛んに、 そして強い絆を作りたいという想いを抱き、 2012年ジェイ・アイ・エクスチェンジ株式会社を設立。
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