ダビデのコラム

空デーニャ・プロジェクト:Arte Piazza Bibai(2)



前回のコラムでは、炭鉱産業が消え衰退していた美唄市に彫刻公園が完成したというところまで書きました。今回は、どのようないきさつで公園が誕生したのかというところに焦点を当てます。
イタリアで彫刻の創作活動をしていた安田侃(美唄出身)が、1981年に閉校した小学校に出会いました。その朽ちかけた木造校舎には懐かしい記憶がそのままで残っていました。そして、その校舎の一部に併設されていた幼稚園の子どもたちを見かけました。
「この子どもたちが、心を広げることができる広場を作ろう」というアイディアが芽生えた瞬間です。
そして、安田侃の想いに共感した多くの人々の尽力も手伝い、1992年に彫刻公園、アルテピアッツァ美唄が誕生したのです。
この公園では安田侃の彫刻作品が自然環境にうまくとけこみ、自然と人と芸術の新しいあり方を提案し続けてくれます。


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