ダビデのコラム

お昼休み:イタリアの文化に大きな変化

イタリアン弁当

最近のイタリアではお昼休みの過ごし方が変わってきています。

イタリア人にとっては、家に帰ってランチを食べたり、レストランでランチを済ませたりするのが当たり前でした。

しかし最近では、日本のように職場へお弁当を持っていく人がとても増えています。これには様々な理由があります。

1つはもちろん最近の不景気です。経済的に困っている人がどんどん増え、レストランより安く食べられる方法を考えています。お弁当を作ることはレストランで食べるよりも、50%から70%も安いのです。

もう1つの理由は健康的な料理を食べたいという人が増えているからです。イタリアのレストランは、美味しいのですが、オリーブオイルやチーズなどを使いすぎています。毎日外食をしたら、自分にとってのベストの体重を維持するのが難しいでしょう。

お弁当なら体に良くて自分の好きなものを作ることができます。美味しくて健康的なものを作ればいいのです。

また、職場に電車で通っている人が多くなり、ランチのために家まで戻ることは不可能になりました。2001年に比べ、職場へお弁当を持っていく人は123%も増えたそうです。

インターネットにも今までなかった、美味しい弁当を作るためのサイトやブログなどがたくさん出来ています。

インターネットの主婦のコミュニティーのおかげで、「お弁当デー」なるものも初めて行われました。ミラノにいる学生の両親が、高くてあまり美味しくない学校の食堂に対してこのようなイベントを企画しました。「これから自分たちで頑張って毎日お弁当作ろう」というメッセージを伝えるための一日でした。


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