ダビデのコラム

空デーニャ・プロジェクト:サルデーニャ島のワイン(1)‏



今回から空知とサルデーニャ島のもう一つの共通点について話したいと思います。
それはワインです。
サルデーニャ島で一番有名と言われているワインはCannonau di Sardegna(カンノナウ・ディ・サルデーニャ)という赤ワインです。
このワインは、カンノナウという種類のブドウから作られるワインです。
6カ月以上、樫の木、または栗の木の樽で熟成させ、合計で2年以上熟成させたものをリゼルヴァと呼びます。ロゼもあります。
このワインを作っている会社はたくさんありますが、今日は南サルデーニャにあるMesa(メザ)というワイナリーを紹介したいと思います。
こちらがリンクです。(英語版もあります)
http://www.cantinamesa.it/

空デーニャ・プロジェクト:Arte Piazza Bibai(2)



前回のコラムでは、炭鉱産業が消え衰退していた美唄市に彫刻公園が完成したというところまで書きました。今回は、どのようないきさつで公園が誕生したのかというところに焦点を当てます。
イタリアで彫刻の創作活動をしていた安田侃(美唄出身)が、1981年に閉校した小学校に出会いました。その朽ちかけた木造校舎には懐かしい記憶がそのままで残っていました。そして、その校舎の一部に併設されていた幼稚園の子どもたちを見かけました。
「この子どもたちが、心を広げることができる広場を作ろう」というアイディアが芽生えた瞬間です。
そして、安田侃の想いに共感した多くの人々の尽力も手伝い、1992年に彫刻公園、アルテピアッツァ美唄が誕生したのです。
この公園では安田侃の彫刻作品が自然環境にうまくとけこみ、自然と人と芸術の新しいあり方を提案し続けてくれます。

空デーニャ・プロジェクト:Arte Piazza Bibai(1)



空知地方の美唄市はかつて北海道有数の炭鉱都市として栄えました。しかし、1973年に美唄市のすべての炭鉱が閉鎖され、炭鉱産業の灯が消えました。
炭鉱で働いていた人々が美唄を離れ、炭鉱住宅はひっそり静まり返り、子どものいなくなった学校は閉校されました。
時が過ぎ、1992年に学校跡地に彫刻公園ができました。美唄市出身で、現在ではイタリアと日本にアトリエを構える彫刻家の安田侃は、自身の彫刻作品を設置し、新しい空間としてよみがえらせました。



(つづく)

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