ダビデのコラム

トリノ&ミステリー1

トリノという都市は魅惑的で、また伝説的で神秘的なものを数多く抱えた都の中の都、光と影をもった都市と言われます。
トリノは、その学説を支持しようとする人は誰もいませんが、古代エジプト人が建設した都市と断言する人もいます。確かにトリノにはカイロに次ぐ2番目に重要なエジプト博物館が存在しています。トリノのDNAの中にはナイルの地に繋がったものがあるのかもしれません...
他の都市に比べて、トリノには様々な時代に様々な目的で使用された地下道や地下洞窟が存在します。例えばグラン・マードレ・ディ・ディオ教会の背後にそびえているMonte dei Cappuccini山の地下には、宇宙物理学の研究所とされるものが存在します。

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イタリアのアニメ:La Pimpa(15)

タイトル:Pimpa e la corsa col treno


トリノのグラン・マードレ・ディ・ディオ教会



La chiesa della Gran Madre di Dio (グラン・マードレ・ディ・ディオ教会)は、トリノのカトリック信仰において最も重要な場所のひとつです。同名の広場に位置し、先端はヴィットリオ・エマヌエレ橋の方に向かって立ち、その先の川向うにはヴィットリオ・ヴェネト広場(ヨーロッパでも最も大きい広場の一つで、完全なポルティコ付の広場としては最大規模を誇る)が続いています。
そしてこの教会はポー地区における主教会となっていますが、トリノの歴史や時代的な立場といったトリノそのものを、凝縮した形でその身にまといながら、ポー川のほとりにたたずんでいます。
また、その建築様式はローマのパンテオンを再現しています。
神殿様式の建物がその広場にそびえたち、教会に入るのは大階段を登らなければなりませんが、そこを上った先は広い前廊となっています。そして大階段の脇には台座にのった「Fede(信仰)」と「 Religione(宗教)」を表現した彫像がありますが、これらはカッラーラ出身のCarlo Chelliという彫刻家の作品で、Fedeの彫像の手には杯が掲げられています。

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