ダビデのコラム

―グラッパの豆知識―




今回はイタリアの食後酒、グラッパについてお話したいと思います。

グラッパはワインの製造工程で出てくるブドウの皮で作った、とても強い酒です。

ヨーロッパの法律によるとイタリアとサン・マリーノのブドウから作られたお酒にだけ「グラッパ」という名前を付けることができます。

30度を超える酒なのに、グラッパの味を区別できるグラッパのソムリエがいます。

日本酒のように、氷や水で割ったりせずにストレートで飲まれています。

Caffe' Correttoというグラッパ入りのエスプレッソもありますが、これはまたの機会に。

ミア・アンジェラ(札幌池内店)にグラッパがありますので、食後をイタリア式に楽しんでみましょう!食べてお腹がいっぱいで動けない時でも、食欲がもう一度出てくるはずです。

―食べる時のすする音はあり?―



日本では、ラーメンやうどんなどの麺類を食べる際、"すする"という文化がありますね。

それには「香りを楽しみ美味しくいただいている」などの理由があるようです。

しかし、イタリアでは料理を食べる時にすする音を出すのはとても失礼なことです。

食べ物に関するだけではなく、飲み物をいただく時も同じです。

イタリア人が一番我慢できないと言われている音は「人がスープをすする」音です。

日本では「ごはんの粒を残さない」ように、イタリアでは親が子どもに「すする音をしない」ことを教えます。とても大事な決まりごとです。

日本では食べ物に関してやってはいけないことがありますか?

Ciao ciao

―カッサータの豆知識―



カッサータはシチリアのパレルモ市で生まれたお菓子です。

リコッタとドライフルーツで作られています。
その歴史はとても深く、シチリアがアラビアの一部だった時にさかのぼります。

アラビア人はアーモンド、苦めのオレンジ、レモン、シトロンをシチリアに輸出していました。すでにシチリアにあった羊のリコッタチーズに加えて、そのお菓子が誕生したそうです。

現在はシチリアでよく食べられていますが、北イタリアの店では、なかなか見つかりません。

しかし、この歴史のある珍しいお菓子は(畠山さん、イーストンのイタリアンレストランのどこでもありますか)で食べられるのです。

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