トリノ&ミステリー10
- カテゴリ: その他
- 公開日:2014年7月29日(火曜)15:00
これをフリー・メイソンに関連した、つまりエジプトにその起源をもつ彼らのシンボルで、彼らを象徴するイコノグラフィー(図像)の中に必ず描かれている"全能の目(プロビデンスの目)" と見なすことは、(全能の目は「一つ目」でもあることからも)飛躍しすぎているかもしれませんが、ついその様に詮索してみたくなります。
また他のフリー・メイソンのシンボル(コンパス、直角定規、垂球糸)は、現在でもAlfieri通り19番地の建物の木製の表門にその形跡を見つけることが出来ますが、この建物はフリー・メイソンによって建てられたものと言われています。
その近くにあるLascaris宮殿は、1700年代に建ったものですが、この建物の入り口、通路、そしてファサードの全てに、一揃いの(装飾用の)怪人面の数々が飾られています。その趣のある存在は"Guardiani della Soglia(入り口の番人)"の伝説に由来するもので、家の中の人を守ってくれるものとされています。
トリノ&ミステリー9
- カテゴリ: その他
- 公開日:2014年7月22日(火曜)15:00
教会側は、その噴水が2人のフリー・メイソン会員、サヴォイア家の財産管理人Paolo BaiottiとGiovanni Rivaの意図によって造られようとしていたことを良く承知していたようです。カトリック教会側と"歓迎されない"フリー・メイソンとは全く折り合いがつかない二つの対立する存在でした。
しかし、この大きな噴水の勢いよく天に向かって上がる水流、ほとばしる水飛沫やその水の吹き出し口には一体どんな意味が込められているのでしょうか?
一見したところでは何も分かりません。其々が子供や花々や果実に4つの彫刻があり、その中の2人は女性で春と夏を表し、他の2人は男性が秋と冬を象徴しているとされ、
お互いがある基軸に対しちょうど反対の方角になるポジションで設置されています。そして、其々が先述の通り一つの季節(雰囲気や色合い等を含め)を体現しています。
Uccheddu Davide | ウッケッドゥ ダビデ
イタリアのボルゴマネーロ生まれ。 2007年に来日。以降、北海道在住。 イタリアと日本の交流をもっと盛んに、 そして強い絆を作りたいという想いを抱き、 2012年ジェイ・アイ・エクスチェンジ株式会社を設立。
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