トリノ料理:バローロ風味の牛肉煮込み
- カテゴリ: その他
- 公開日:2013年11月19日(火曜)15:00
ピエモンテの伝統的なセコンド・ピアットの名物料理は、有名なピエモンテ牛を使ったbrasato al barolo(牛肉のバローロワイン煮込み)、bollito misto(ゆで肉の盛り合わせ)があり、様々なソースと一緒にいただきます。
その他のピエモンテの特徴的なメニューでは、finanziera(フィナンシエール)や、fritto misto(フリットの盛り合わせ)があります。
finanziera(フィナンシエール)とは、様々な種類の肉、ポルチーニ茸そしてエンドウ豆にバルバレスコワインとシナモンを加えて調理したもので、フィナンシエールという金融を意味する名前は、その当時のトリノの証券取引所で働く証券マンや銀行家に好まれたメニューだったことから名付けられたそうです。
また、fritto misto alla Piemontese(ピエモンテ風のフリット盛り合わせ)は、基本的な材料としては、薄切りの仔牛肉、子羊、レバー、豚足、脳みそ、鶏肉、サルシッチャ、そして野菜から、フルーツやドルチェまでと幅広く、唯一魚類が使われないだけです。
そしてトリノやピエモンテならではの地元料理としては、Peperoni farciti di riso alla torinese(トリノ風パプリカのご飯詰め)、lumache con salsiccia(エスカルゴとサルシッチャ)、lumache cotte in salsa di pomodoro(エスカルゴのトマトソース煮)、vitello farcito con vino Barolo(詰め物をした仔牛のバローワイン煮)といったものもあります。
トリノの前菜
- カテゴリ: その他
- 公開日:2013年11月12日(火曜)15:00
ピエモンテ料理が美食としてその名声が高いのは、何よりこの地元産の素材の良さに負うところが大きく、それは平野あり湖あり丘陵地あり、そして山ありの多様多形の自然の地の利からくる賜物です。
特徴的なピエモンテ料理は、冷製&温かなアンティパスト(前菜)から、種々のお肉を使ったバラエティーに富んだプリモ・ピアット、ハム・サラミ類、野菜の詰め物、フレッシュな野菜サラダや、そして生肉サラダ等々ありますが、この生肉サラダとは、l'insalata di carne cruda all'albese(アルバ風生肉のサラダ)のことで、ピエモンテ産の生の牛フィレをオリーブオイルとレモンで和えた料理で、ピエモンテの典型的なメニューです。
その中で別格なのはbagna cauda(バーニャ・カウダ)。ニンニクとアンチョビをオリーブオイルで煮込み、その他様々な材料を加えたソースがベースとなります。食卓では、bagna cauda(温かいオイル)の名のごとくオイルを温めそして保温ができる、直火用のコンロ付の素焼きの小さな鍋を囲みながら、野菜が豊富なこの州ならでの様々な新鮮な生の切り野菜を、そのオイルに浸していただきます。
Uccheddu Davide | ウッケッドゥ ダビデ
イタリアのボルゴマネーロ生まれ。 2007年に来日。以降、北海道在住。 イタリアと日本の交流をもっと盛んに、 そして強い絆を作りたいという想いを抱き、 2012年ジェイ・アイ・エクスチェンジ株式会社を設立。
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