ダビデのコラム

トリノの伝説な建物:Fetta di polenta



ポー通り(Via Po)を通り過ぎて、Corso San Maurizio(サン・マウリッツィオ通り)と Via Giulia di Barolo(ジュリア・ディ・バローロ通り)の交差点に来たら、目の前に突然、
背が高くて幅が薄っぺらな、なんとも風変りな建物が現れます:その見かけから「la Fetta di Polenta(一切れのポレンタ)
と呼ばれている建築物です。
これは、トリノのシンボル的な建築物である「la Mole Antonellian」の生みの親アレッサンドロ・アントネッリにより1800年の終わりに設計されたもので、ひょっこり通りかかった人々の目をくぎ付けにし、いったい誰がこんな薄っぺらな建物を、このトリノの"威厳があり整然とした"の中に"仲間入り"させるようなことが出来たのか...と、にわかには信じられない存在としてそこに建っています。

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タイトル: Il buono, il brutto e il cattivo
公開:1966年
ジャンル:ウェスタン



トリノのポルティコ(屋根付き回廊)



トリノはその昔より、人々が集うサロン的な街としても知られており、それはまるで人々がその路地や広場をのんびりと散歩しながら、あちこちに残る、入念に保存されてきた歴史のある優雅な建物やお店を鑑賞するために出来ているのかと思えるほどです。
もしも雨が降る1日にトリノの中心地を散歩する機会があれば、12キロメートル以上にもわたって"傘いらず"で歩けることに気付くことでしょう.....それは、光彩を放つエレガントなポルティコ(屋根付き回廊)の存在のおかげですが、この歩行者専用ゾーンはヨーロッパでも最も広範囲のものです。
ニーチェのような高名な人をはじめとして昔からこの町に来た旅人達にとっても、ただ通り過ぎる所としてではなく、歴史のあるお店でトリノ名物のデザートに舌鼓を打ったり、洗練されたショーウインドゥを眺めたり、人気のある小さなお店でショッピングをしたりと、しばしの滞在を楽しむ街として愛されてきました。

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