ピエモンテ州のAgnolotti
- カテゴリ: その他
- 公開日:2014年1月07日(火曜)15:00
Agnolotti piemontesi(アニョロッティ・ピエモンテ―ゼ)またはシンプルにAgnolotti(アニョロッティ)と呼ばれる詰め物パスタはピエモンテの伝統的なパスタ料理で、ピエモンテ州全体で食されますが、特にアレッサンドリア県やアスティ県、モンフェッラート地域の郷土料理として有名です。
名前の起源は確かではありませんが、人々の間に伝えられてきた話としては、モンフェッラート出身のAngelot(アンジェロット)と呼ばれていたAngiolino(アンジョリーノ)というコックさんの名前がそのままメニューの名前となり、それがだんだんと変化して現在の「アニョロッティ」という名前になったとのことです。
伝統的なアニョロッティは、卵で練った四角い形をした手打ちの生地2枚を使って上下から詰め物を挟んで閉じたパスタです。この伝統料理の一番の特徴は、詰め物にすでにロースト(火を通して調理した)肉を使うことで、イタリアで食される他の様々な詰め物パスタとは違うところです。
また、ランゲやモンフェッラート地方では、agnolotti del plin(アニョロッティ・デル・プリン)とかagnolotti al plin(アニョロッティ・アル・プリン)と呼ばれ、サイズが小さいミニタイプで主に長方形の形をしています。
アニョロッティは様々なソースで調理することが可能ですが、伝統的なレシピは次の4種類で、ロースト肉のソース、バターとサルビアとグラナ・パダーノ(チーズ)のソース、ピエモンテ風ラグゥソース、それからお肉のブイヨンスープです。
トリノのCastelmagnoチーズ
- カテゴリ: その他
- 公開日:2013年12月31日(火曜)15:00
Castelmagno(カステルマーニョ)は円柱の形をしたセミハードタイプの青かびチーズです。皮の部分は薄く焦げ茶がかった黄色をしており、熟成がすすむにつれ段階的にその色が濃くなっていきます。中身も同じように白色から黄色がかったものから、熟成がすすみ金色がかったチーズに貴重な青かびの緑色が大理石模様に入ったものまで様々です。
基本的には夕方と翌朝の二回に渡って搾った牛の乳と、時には子ヤギやヒツジの乳(ただし全体の20%を超えない量)を加えて作ります。
作り方としては、まず仔牛から抽出した凝固剤を加えた牛乳を35度~38度の温度になるまで加熱します。そして柔らかな固形状になったものを崩した後、その崩れた凝固物を乾いた布でくるんですくい上げて更に水切りをした後、専用の入れ物の中で寝かせます。この最初の作業の後、再びその凝固物を崩し塩分が加えられた後、円柱をした型の中に置かれ、重しを載せられプレスされます。最後は涼しく湿気のない場所、又はこのチーズ作りの特徴を代表する"洞窟の中"に置かれて熟成されます。
Uccheddu Davide | ウッケッドゥ ダビデ
イタリアのボルゴマネーロ生まれ。 2007年に来日。以降、北海道在住。 イタリアと日本の交流をもっと盛んに、 そして強い絆を作りたいという想いを抱き、 2012年ジェイ・アイ・エクスチェンジ株式会社を設立。
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