ダビデのコラム

トリノのワイン:Vermouth



時は1786年にさかのぼります。蒸留酒醸造所の助手であったAntonio Benedetto Carpanoは、彼の故郷の修道士達より伝授された方法に従い、モスカートワインにハーブやスパイス等を加えて、アロマティックワインを誕生させました。それがVermouth(ベルモット)です。その新しい飲み物はすぐにトリノの人を虜にし、P.za Castelloにあるお店la modesta bouvetteは、人であふれるようになり、そしてすぐに、そしてその後140年余りに渡って、トリノで一番人の集まるたまり場となりました。
ベルモットは、白ワインにハーブやスパイスを配合して作られており、その配合する材料は優に30種類を超え、そして糖分を加えて中甘口(アマービレ)で仕上げていますが、着色料は加えられていません。

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イタリアの映画を楽しみましょう 6

タイトル: Mi fido di te
公開:2007年
ジャンル:コメディー



トリノの伝説な広場:Porta Palazzo



Porta Palazzo(ポルタ・パラッツォ=ピエモンテ方言ではPòrta Pila または Porta Palass)は、トリノの中心地にあるかなりの広さを持つ地区で、Centro地区とAurora地区に隣接しています。特徴的な八角形のかたちをした広場は、正にこのPorta Palazzo地区の心臓部に位置し、広場本来の名前でなくいつからか地区と同様のPorta Palazzoという通称で呼ばれていますが、これはもちろんpiazza della Repubblica(レプブリカ広場)のことです。
1835年から、ここで日曜以外の毎日il Balon(イル・バルン)と呼ばれる大きな市が開催されていて、青空市としてはヨーロッパ最大の規模を誇っています。
もし、土曜日にトリノを訪れる機会があれば、il Balonの食料品コーナーとil fiume Dora Riparia(ドーラ・リパーリア川)の間に位置する場所で開催されている、伝統的な"蚤の市"を覘いて歩くのも楽しいでしょう。

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