ダビデのコラム

ピエモンテ州のPolenta



Polenta(ポレンタ)とは、古代より存在する、イタリアが起源の穀物を挽いた粉を指します。イタリアのほぼ全域で様々な種類のポレンタの存在が知られていますが、過去においては、北イタリアのアルプス地方やピエモンテ州の様なアルプスの麓にある地域で食される貧しい人々の食糧として作られたものでした。
ポレンタのベースとなる穀物の中で圧倒的に使用されているものは15世紀にアメリカよりヨーロッパに入ってきたトウモロコシで、その粉で作ったポレンタは特徴的な黄色の色をしていますが、それまではもっとくすんだ色をしていました。なぜならそれまではスペルト小麦やライ麦、さらにアジアから入ってきたソバを利用して作られていたからです。
ポレンタは、水と穀物の粉(粗挽きタイプのみ)を練りあげて作った粥状の物で、現在ヨーロッパにおいて一般的に普及しているものは、グラントゥルコと呼ばれるトウモロコシから作られる、黄色の色をもつ典型的なタイプです。

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イタリアの映画を楽しみましょう 17

タイトル: La scorta
公開:1993年
ジャンル:ドラマチック



ピエモンテ州のBagna Cauda



Bagna Càuda(発音は"バーニャカウダ"、ピエモンテ方言で"熱いソース"の意)は、典型的なピエモンテ料理のひとつで、特にアスティジャーノ、ランゲ、ロエロ、モンフェッラート、クーネオ県、トリノ、アレッサンドリアやアスティの各地域が起源で本場です。
ニンニク、エクストラバージンオリーブオイル、そしてアンチョビをベースとしたソースでいただきます。
伝統的にブドウの収穫時期に食される典型的なメニューとされており、だいたい秋から冬にかけて食卓に上ります。その誕生に関する伝説では、ブドウ収穫作業をする人々から、ブドウ圧搾作業中の時には吐き気を催すほどの甘ったるい香りを取り除く為に用意されるようになったそうです。
バーニャ・カウダは、季節の様々な野菜(特にカルドン、玉ねぎのグリル、生または調理したパプリカ、生キャベツの葉、キクイモ、ビート、ゆでたじゃがいも、その他いろいろ)をソースに浸しながらいただきます。

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